こんにちは、岡野店 三橋です。
先日、お客様と宝石の硬さについてお話をする機会があり、自分自身勉強も兼ねて、調べてみたので、ご紹介したいと思います。
一般的にダイヤモンドが、地球上で最も硬い鉱物と言われております。
しかし硬い=丈夫という訳ではないのです。
鉱物を引っ掻いたときの傷付きにくさを表す「モース硬度」という指標があります。
モース硬度 |
宝石名 |
靭性 |
10 |
ダイヤモンド |
7.5 |
9 |
サファイア |
8 |
ルビー |
8 |
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8.5 |
アレキサンドライト |
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キャッツアイ |
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8 |
エメラルド |
5.5 |
トパーズ |
5 |
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アクアマリン |
7.5 |
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スピネル |
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7.5 |
ガーネット |
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トルマリン |
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ベリル |
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モルガナイト |
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7 |
アメシスト |
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翡翠 |
8 |
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めのう |
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デマントイガーネット |
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クオーツ |
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6.5 |
タンザナイト |
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ペリドット |
6 |
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6 |
オパール |
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ターコイズ |
5 |
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ムーンストーン |
5 |
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5 |
アパタイト |
3.5 |
4 |
マラカイト |
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3.5 |
コーラル |
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真珠 |
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3 |
大理石 |
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2 |
琥珀(人間の爪の硬さ) |
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1 |
滑石(チョークの柔らかさ) |
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モース硬度は相対評価なので、ダイヤモンドでルビーを引っ掻くとダイヤモンドに傷は付きませんが、ダイヤモンドにダイヤモンドで引っ掻くと、傷が付きます。
ですからモース硬度が高い石であっても、互いに接触しない様にした方が良いです。
衝撃に関しては、靱性の高い石が強いので、ルビー、サファイア、翡翠の方がダイヤモンドよりも強いと言えます。
ダイヤモンドは表面の傷に対しては長く美しさを保つ事が可能ですが、一定方向に割れやすい性質・劈開性を持っているので、思わぬ衝撃で割れたり欠けたりすることがあります。
翡翠は、小さな結晶の集合体で出来ているので割れにくく、靱性が高いので昔から中国やアジアの国では「丈夫=お守り」として重宝され、人気が高いそうです。
靱性が高くても天然の宝石は、ヒビが入っていることがあります。
ヒビがあるとそこから割れやすくなるので、出来るだけ丁寧に扱うようにしてください。
エメラルドは、靱性が低いので、絶対に落とさないように気をつけてください。
大きいエメラルドは非常に高価ですが、大きければ大きいほど、石の中に小さなヒビが入っている可能性が高いので、落とすと割れてしまう可能性があります。
こういった宝石の性質を知ることで、ジュエリーを長く美しく楽しめると良いですよね!
キネヤでは6/30~7/31までサマーセールを行います!
香港での催事商品も戻ってきます。
この機会に是非、お気に入りのジュエリーを見つけに来て下さい。
皆様の御来店、お待ちしております♪
❀mitsuhashi❀